果てしなく続く獣除けの柵

今朝はいつになく早起きだったので遠出をして、比良連山の南端の権現山から滑り落ちる小さな川沿いの田んぼ道を歩くことにした。

随分久しぶりに出掛けて行ったその田んぼ道にも、イノシシやシカなどの侵入を阻止する金属製の柵が延々と続いていた。

原野にかえりかけている田んぼを囲ったところもあった、柵ができた後耕作放棄されたようだが、こんな光景がこれから増えていくのだろうか。

比良連山山麓の棚田には、頑丈な金網の柵や電気柵、ワイヤを3段にして張っただけの簡易な柵等をはじめとして、さまざまな柵が設置されている。

この獣害対策の柵の設置が現在ではほぼ完了したようだ、そのこともあってだろう、滋賀県のレポートによれば獣害被害のピークは平成22年の4億3千万円から徐々に減り始め平成29年には1億1千万円までなっているとのことだ。

獣除けの柵がなかった頃は棚田を横切って向こう側の雑木林へ潜り込めたが、今では目的の場所へ向かおうとすると相当の遠回りになる、老躯には苦しい限りだ。

獣除けの柵に沿って歩きながらトランプさんの国境の壁建設のことを考えていた。

 

柵の上にいたジョウビタキヒヨドリツグミ、柵の向こうのホオジロメジロ、小川の中にいたセグロセキレイを撮る。

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 カシラダカと思われるかなりの集団が河原の草むらから飛び出し柵の向こうの耕作放棄地のカヤの葎に降りる。

柵がなければ棚田のあぜ道を通って近づけるのだが、柵にレンズを押し付けてではどうしようもない。

冬日好天 まずは好日だった。