マメドクガの幼虫

棚田に水が入り始めたので途中・権現谷(大津市)から仰木の里などの虫撮りのフィールドにしているところをを見て廻った。
この1・2年の間に各所の様子が変わってしまっている。
獣除けの電気柵や金網の柵が延々と伸び棚田を取り囲んでしまっているのだ。
昔のように気軽に棚田の道に入ったり棚田のあぜ道を横切ることが出来なくなっている。

5月に入ったというのに肌寒い日が続いている所為で虫の姿はあまり無かった。
田拵えで漉き込まれる前のレンゲ畑に入ってみたが此処にも虫の姿は見当たらずだ。

レンゲの花ももう終末期だから蜜集めに来る密蜂もいないのだろう。
レンゲ畑の土手で見たのはジョウカイボンとマメドクガの幼虫、それに日向ぼっこ中のベニシジミだけだった。


マメドクガ(チョウ目 ドクガ科)、背中の茶色い毛の所が毒毛のようだ。
この毒毛に触れると皮膚に発疹ができるがそれほど強烈な被害にはならないとのこと。
Webで調べて見るに成虫は幼虫の持つ派手さは無くいたって地味な蛾だ。
カラスノエンドウも食草の一つ。偶然にもアブラムシとアリが共生しているカラスノエンドウに一緒にいるところを撮りながら、ここにナナホシテントウがいたら面白い構図になるのにな、そんなことを考えていた。

虫たちの活発な活動を見るためには汗ばむくらいの陽射しが続かなければならないのだ。
虫撮りで忙しくなれば呆け暮らしをしなくてすむようになる、待ち遠しものだ。