晩秋のイトトンボ

午後から雨、そんな予報だったので雨の来ぬ前に庭の掃除とばかりに草むしりをしていてイトトンボを見付ける、アオイトトンボだろうか。
アオイトトンボは寒さに強いと言われ成虫で越冬するものもいるようだ。

晩秋のイトトンボ、寒くなり始めたこの時季のトンボにはなんとなく違和感を覚える。
トンボに対するイメージは私の中では、田植えの始まる頃から稲刈りが終わる頃までのものだ。
農村で育ちトンボを追いかけていた少年時代の光景、稲や田圃や農作業との結びつきが強く、それがイメージの基底に横たわっているからだろう。

弥生人が銅鐸に彫り込んだトンボ(あきつ)は何トンボなのだろうか、そんなことをふと思った。


予報通り午後から雨、「北のオントロギー」が届けられたので読むことにする。