シオヤトンボ

トンボ撮りのフィールドの一つにしている琵琶湖畔の田圃へ出掛ける。
ここでも稲刈りが行われていた、老夫婦二人での稲刈りだったが、稲田の異様さに驚く。
田圃の半分以上に稲よりも背の高いタイヌビエが伸び放題になっているのだ。
これほど酷い稲田はこれまで見たことがない。

畦道を通らせてもらうこともあり老婦に挨拶をし話しかけてみた。
老婦がぽつりぽつり話してくれたことから、ヒエの繁茂の事情がわかる。
歳の所為で、昔のように夏場の草取りをしなくなったこと、除草剤を撒いてもヒエを駆除出来ないこと、殊に、隣の田圃耕作放棄されて5年近くたちヒエが生茂るようになってから種が飛んできてどうしようもないこと。
ヒエは脱穀のときの風で飛ばされ籾に混じり合うことがないこと。


老婦は仕事の手を休めて稲作りの苦労のことをいろいろ話してくれた。



昨年はここへ来た記憶はないが、それまでは春から秋にかけ何度も来ていた。
オナガサナエ、ギンヤンマ、ハラビロトンボ、シオヤトンボ、ハグロトンボ、イトトンボの仲間などがよく見られた。
稲刈り後の田圃では、アキアカネの連結飛翔やシオヤトンボの打水産卵を見掛けたこともある。
何かが変わっているのだろうか、今日はトンボの気配が全くないのだ、かろうじて見付けたのはシオヤトンボ、それも広い田圃で一匹だけだった。