鳥撮りに湖北まで出掛けたが全くの不作、琵琶湖一周のドライブになった。
PCに落とし込んだのは150枚ほどだったが、数枚だけ残して全てゴミ箱に放り込む。
湖北遠征の疲れと徒労感から、夕食もそこそこに炬燵に潜り込み眠り込んでしまった。
カミサンに起こされたのが午後10時前、余程疲れていたようだ。
孫娘のところから吊し柿が届けられていた。
吊し柿を見ていて、朽木・小入谷へ秋景を撮りに行った折、干し柿作りの準備をしている媼を撮った時のことを思い出していた。
陽溜まりの中で柿の皮を剥いている情景は鮮明に思い浮かべられるし、その時の媼との会話のあらかたは思い出せるが、それが何年くらい前だったか思い出せないのだ。
老いが進むと一層いろんな出来事が混じり合い、出来事を時系列で思い出すのは容易ではなくなるのですよ、致し方ないことです、老躯を慰めていた。