鳥撮り不作

たいざんじ風花の丘(高島市)の農道を歩き廻る。
広い牧草地の丘ではヒバリの鳴き声もウグイスの鳴き声もキジの甲高い鳴き声もしていた。

牧草地を仕切る笹藪の向うからは、キジの鳴き声が複数羽いると思える鳴き方で聞こえてくる。
笹薮を突っ切るわけにもいかずキジの鳴き声がした畑へ向かって遠回りする。
農道の角を廻って笹薮の切れ目から顔を出した時、4・5m先の草むらに雄のキジがいた。
キジも驚いただろうが私も驚いた、ここからが鳥撮り初心者の悲しさ、折角のベストチャンスをものに出来ないのだ。
経験豊富な鳥撮りのベテランだったら現地の状況などを考えてカメラは手持ちにしていただろうが、老年の初心者はカメラの重さから一脚に装着したままだった。
笹薮の中では一脚が邪魔してキジを追えないのだ。
肉眼でしかも眼の前で見るキジの見事な姿は何とも言えず綺麗だった。

鳥撮りの重いレンズはもう置きますか、誰かが囁いていた。

帰り道ミツバチの巣箱に寄る。


獣除けの金網越しでは180mmマクロも使えず150-600mmで撮る。
*150−600mmで撮ったものをトリミングする。