不毛な一日

銅鐸博物館(野洲市)主催の第3回古代講演会「古代の製鉄と近江」講師:大道和人(滋賀県安土城考古博物館)に行ってきた。
 古代近江の鉄生産
 近江の製鉄技術系譜と歴史的背景
受付で貰ったレジュメに上記の2項目などが記載されていたから、講義の始まる前からワクワクしていた。席も前の方にした。

古代製鉄に関しては一時熱心に調べたことがある。
安来市の和鋼博物館や出雲地方の古代製鉄関連の場所を訪ねたこともある。

非常に面白い資料を用意してくれていたが、どうも講義が端折られたという印象で後味の悪い思いが残った。
参考文献として挙げられているものの中に、幾つか読んでみたいものがある。
県立図書館などで調べてみなくてはなるまい。


講演会は午後2時からの開催だったから早めに家を出て、野洲川河川敷、三上山山麓近江富士花緑公園などで虫探しとしたが、全くの収穫なしだった。

講演会も虫撮りも不発、不毛な一日だった、そんな思いで帰ってきた玄関先で、タカサゴユリに止まっているナミアゲハを見付けホッとした。

尾状突起の一つが失われている傷ついたアゲハだが、撮れたことが少しだけ救いになっていた。