プルーン

畑で採れたプルーンのおすそ分けと言ってAKIYAMAさんがプルーンを届けてくれた。

届けてくれたプルーンを手にしながら、何年か前、京都の路地裏を歩き廻ったていた時のランチで食べたチキンソテーのことを思い出していた。
今では店の名前や正確な場所は思い出せないが、行き止まりの路地の中程にあったこじんまりしたフレンチの店だった。
バリっと焼きあがった鶏肉に程よい酸味と甘みを持つとろっとしたプルーンのソースがかかっていたことを覚えている、美味かった。
明日は料理当番の日だ、頂いたプルーンでソースを作りチキンソテーにしてみるか。

台風15号は九州地方に大きな被害をもたらしたようだが、幸いにも比良山麓では被害は無かった。
蝉の季節の終わりが近づいているのと台風15号の強風が重なった所為だろうか、今日は夕方の散歩の折道端に落ち蝉が幾つも落ちているのに驚く。
それともう一つ、あれほどけたたましかった蝉の声が少なくなっているのだ。
桜の木にいたクマゼミの鳴き声もか細い鳴き声だった。

我が家の階段にも落ち蝉が一個、近くの路傍にはキアシナガバチが一体落ちていた。
「小さな命の終わり」というファイルを持っている、虫たちの終わりの姿を撮っているのだ。
これからの季節注意していなくてはなるまい。