春の山菜

スーパーの野菜売り場に、春の山菜、こごみ、タラの芽、ふきのとう、行者ニンニクが並んでいた。
春先の苦味を味わいたい、天ぷらなどにしたら、などと先日来考えていたので手に取ってみた。
並んでいる山菜のいずれもがえっ!と思うほどの高値だった。
その上、ふきのとうやタラの芽の切り口は黒くなり、全体が萎びていた。
新鮮なものだったらカミサンに睨まれても買い求めただろうが、食欲をそそる状態ではなかったので元に戻す。

採りたての新鮮な山菜を買い求めるとすれば、流通経路の短い道の駅か農協の朝市だろうか。
朽木村の日曜朝市だったら並べている人がいるだろうか。
春の苦味を味わってみたい、そんな思いがつのっている。

先日ITOUさんの菜園を覗いた時に見たタラの木の先端に、ほんの僅かだが芽の膨らみが見られた。

菜園のタラの芽の膨らみ加減を見て比良連山山麓へ探しに行ってみるか。
比良連山から流れ下る谷川の川筋にも、行者ニンニクやこごみの採れる場所があるが、今でも採取可能だろうか。
草刈りもされず荒れ放題になっているとすれば行者ニンニクなどは姿を消しているに違いない。

人の手の入らない里山耕作放棄された棚田、なんとも寂しい限りだ。

それにしても廻り来る春の苦味を食してみたい。