アゲハの飛翔

午後から虫撮りのフィールドの一つにしている菜園に出掛ける。




老婦が一人で熱心に野菜作りをしていた菜園に入らせてもらっていたのだ。
菜園の周りにはいろんな草花も植えられており、虫撮りには格好の場所だった。
それが2年ほど前から菜園の半分以上が草叢になっているのだ。野菜作りをされていたあの老婦は今もご健在だろうか、菜園の荒れ具合からみてどこか悪いのだろうか。

百日草に来るアゲハを追いかけながら、歳月の流れとともにいろんなものが変化していく様を思い描いていた。

アゲハを追いかけるのに夢中になっていて災難にあう。
柿の木の下を通った時左腕にズキッとする痛みが走ったのだ。
痛みの場所を指先で触れてみると僅かだがざらつきがある。
もしやと思い柿の木に戻ってみるとやはり其処にはイラガの若齢幼虫がいた。コイツの毒毛針にやられたのだ。
急いで車に戻りペットボトルのお茶で患部を洗い流す。
暫くすると患部は小さな赤い発疹状態になりズキズキする。応急処置として虫撮りの時には持ち歩いているオロナイン軟膏を塗っておいた。
(午後11時半、痛みはないが発疹状の痕が未だ残っている)


アゲハの飛翔体の満足できる一枚が欲しい。何度も挑戦しなくてはなるまい。