眠りにつくアゲハ

午後5時前、外出から帰った玄関先でタカサゴユリに泊まっているアゲハを見る。


小雨がぱらついているにも関わらず翅を開いたり閉じたりしているのだ。
小雨の降る中でチョウを撮ったことは何度もあるが、その時は決まって翅を閉じていた。

アゲハが翅を開いた時、翅に雨粒が当たれば面白いと思いその瞬間を狙っていたが、チャンスには巡りあえずだ。
雨脚が強くなり始め撮影を断念する。
雨対策をしたカメラを三脚に載せて持ち出せばいいのだが面倒くさくなっているのだ。


午後10時過ぎ、アゲハの眠りに付く様子を見たくなり出てみる。
門灯の薄明かりの中で、そっと指先で触れてみたが動かずだ。眠りに就いているのだろう。
フラッシュを何度も焚いたが変化は無かった。
強烈なLEDライトをまともに当てた時は目覚めたように翅を開いた。
強い光には反応するようだ。飛び立たれることが心配になり即座に消灯する。

明日の朝も居てくれるだろうか。