雨宿り

午後から待望の雨が降る。
玄関先のアオキでカノコガとヒカゲチョウが雨宿りしているのを見付ける。
あれほど沢山いたテントウムシ達は何処に行ったのか1匹も見当たらずだった。

虫撮りを始めてもう随分長い時間が過ぎていても、雨中の虫撮りは数えるくらいしかない。
それでも雨上がりの雑木林や草叢へ潜り込んだことはそれなりに経験している。
リタイアして時間が自由に使えるようになってから、雨上がりの草叢へ出掛ける時間も多くなっている。それなのに大型のチョウやトンボが雨宿りしている姿は見たことがないのだ。

虫達はどんなふうに雨宿りするのだろうか、雨宿りの姿を見たことが無いだけにいつも思うのだ。

「雨宿り」というイメージを膨らませてお気に入りを一枚撮ってみたいものだ。
雨の降る中いつでも出掛けられるようにと、人にもカメラにも雨対策の準備は出来ているのだ。
「最近はとんと出掛けませんね、何時出掛けるんですか」老兵を督促する声がしている。