アオモンツノカメムシ

午前四時半に目覚めて書斎のカーテンを開けると素晴らしい夜明けが始まっていた。

早起きして出掛ける心構えが出来ていればそのまま起きるのだが、寝ぼけ眼で2ショットほど撮って再び布団に潜り込んでしまった。
畑(高島市)の棚田で水の入った棚田の朝焼けのシーンを狙うとすれば、午前3時には出発しなければならないのだ。
こんな行動を老兵にとらせる為には何日も前から相当に強烈な暗示を掛け続けねばなるまい。
上手く実行できるだろうか、我ながら自信がない。
写真仲間のTさんも夜明け前の琵琶湖を狙っているようだから呪文の掛け方を教わらねば。

読書の後、近くの空き地へ虫探しに出掛ける。
暖かい時の空き地の草叢では、クサキリの幼体やヨコバイ、ヒゲナガバチ、ナナホシテントウなど、いろんな虫たちを見かけていたがこの2・3日の肌寒い天候の所為か全く見当たらない。

帰り道ITOUさんの菜園に入った時やっと見付けたのが、イチジクの葉の上にいたアオモンツノカメムシ1匹だけ。

この他は我が家の車庫に這う蔦の葉でガガンボウの交尾をみる。

最近撮るものは小物ばかりでストレスが溜まっている。
それに読書も少し硬質なものになると読むスピードが随分と遅くなり、これもストレスを引き起こしているのだ。
ボケ防止の為の虫撮りだからどんな虫でもいいのだが、ストレス解消にはやはり華麗なチョウが欲しい。