昨日草刈りがされていた草叢のあとの様子を見に行った。
きれいに後片付けもされていて虫撮りの格好の場所は消え去っていた。
草刈りのあったすぐ近くでトゲナナフシを見つける。
普段は木の上などで木の枝に擬態して敵の目を欺いているのに、石垣の上では直ぐに眼につく。
もしや昨日の草刈りで草叢から追い立てられたのだろうか、そんなことを想像をした。
ナナフシは雑木林の林辺やITOUさんの菜園で何度か見かけたが、トゲナナフシを見たのは今年はコイツが初めてだ。
ナナフシの仲間は日本では18種、世界では2500種近くいるようだ。
琵琶湖周辺では何種類くらいいるのだろうか。
ナナフシが移動する時は体を前後にゆすりながら動く、そんな姿は見たことがあるが飛ぶ姿は未だ見たことがない。
コイツは飛ぶ能力を持っているのだろうか。
コイツの体の色は薄い褐色から黒っぽい褐色まで、また緑色のヤツもいるというが、どんな環境変化が体の色を決めるのだろうか。
いろんなことを考えていた。
トゲナナフシが子孫を残すのは単位生殖だという。
稀にオスが発見されることがあるようだが、発見されればニュースになるほどだ。