ミカドトックリバチ

ITOUさんの菜園を勝手に名付けてITOU昆虫園と称している。
早朝に眼デジを持出したりしていると「早々とITOU昆虫園ですか」とカミサンによく言われる。
今朝もITOU昆虫園でミカドトックリバチが巣作りの為の採土をしているのを見かけた。

慎重に近づいたつもりだが接近の仕方が悪かったのかワンチャンスだった。
虫撮りの時は高速連写モードが常なのに、昨日のアゲハの幼虫を撮った時の単写のままだったから、土団子を抱えて飛び立つ瞬間は押さえられずだ。
カメラを持ち出す時は必ずバッテリーやCFカードの挿入チエックをし、撮影モードのチエック等は怠らないのに、最近はこのチエックを忘れていることがある。
予期しない被写体に出くわしたりするとファインダーを覗くのに夢中になり、どんな撮影モードになっているのかなど意識の外なのだ。
こんな時に限って折角のシーンは見事にゴミ箱行きだ、自分に腹が立つことこの上もない。

土団子を抱えたミカドトックリバチは少し離れたタラの木に向かったが見失う。
タラの棘に注意しながら巣を探すも見つけられないでいた。

近くのクサハギにマメコガネがいた。

マメコガネ(日本在来種)は野菜などを食い荒らす農業上の重要害虫に指定されているとは知らなかった。
成虫だけでなく地中生活する幼虫も植物の根を齧って農作物に被害を与えるようだ。

日本から輸出した植物の球根に紛れて進出した(1910年代)コイツは「ジャパニーズ・ビートルズ」と名付けられ、北アメリカでも害虫として嫌われているとのこと。
マメコガネ幼虫の天敵はマメコガネツチバチ、この天敵のハチのことも知りたいものだ。
クサハギにはイナゴもいた。