記憶力が随分低下してきている。
それに過去に学習したものが即座に思い出せない、こんな事がしばしばなのだ。
今朝もデスクトップPCを立ち上げた時、ビッ、ビッ、ビッ、ビッという4連打のビーブ音が鳴り始め、モニター画面は真っ黒なままの状態だ。
ビーブ音のことは過去に何度も経験しているのだから、即座にそのビーブ音がどんなPCの症状を告げているのか判断できる筈なのに、故障じゃなかろうかと慌てているのだ。
サブノートPCを立ち上げ横目で見ながらの対処だ。
以前だったら一度眼を通せばかなり複雑な操作手順でもこなせたが、今では逐一手順を確認しながらのオペレーションになっている。簡単なことが覚えきれないのだ、悲しくなる。
車庫の壁に這っているツタに蛾の幼虫がいるのを見つけ飼育箱に来てもらった。
この蛾の幼虫のことも過去に調べたはずなのにその名前が思い出せない。
思い出せるまで待ってみようと思っている。
つい最近も気象情報をTVで見ながら、北西太平洋ではタイフーン、大西洋・カリブ海ではハリケーンとここまでは思い出せたのに、インド洋では何と言ったのか思い出せないのだ。
何日も折に触れては「インド洋では・・・」と呪文のように問いかけていたが思い出せず、思い出せないことに我慢がならずWebで調べることになった。サイクロンだった。
先の「リグヴェーダを読む」（後藤敏文・東北大名誉教授）の受講中にも、「五蘊」の色、受、行、識は思い出せたのにもう一つが思い出せないでいた。記憶の欠落だ。
日常生活に直接関係のない世界のことだからいいものの、これが日々の生活に関係することで起こり始めたら厄介だ。
