ユウマダラエダシャクとナミテントウの蛹化

写真展の午前中の当番は午後1時半まで、写真仲間のAさんから頂いたぶどうパンと缶コーヒーで昼食代わりにしていたが、帰途急にハンバーグが喰いたくなり161バイパスを途中で下りる。
フレンチの店でゆっくりした所為で、帰宅したらすぐ鳥撮りに行く予定も実行できずになった。

玄関先のシロダモの木に止っている蛾を見付ける。
この蛾はこれまで何度も見ている蛾なのに、その名前を即座に思い出せないのだ。
ファインダー越しに眺めながら思い出そうとするのだが名前を引っ張り出せないのだ。
夕飯の時も風呂に入っていた時も、何だったかな何だったかなと考え続けていたが思い出せない、やっとおぼろにだが思い出したのはマダラガという名前。
この名前をWebの昆虫図鑑で確認する、正確にはユウマダラエダシャクだった。

ここまで辿り着くのに何と時間のかかったことよ、まだまだ老化はしていないと思っていても老化そのものの現実を突きつけられ、我にもなく寂しくなっていた。
写真仲間のKさんは自動車運転免許証を返納したという、突きつけられる老化の現実から自分も免許証返納を、そんな思いが頭をもたげて来ている。

ユウマダラエダシャクのいた葉のすぐ上ではナミテントウの蛹化が始まっている。
門扉の壁でもシロダモの木の下のすずらんの葉の上やタカサゴユリの葉の上でも、蛹化が始まっている。

全てのサナギからしばらくしてナミテントウが羽化してきたらさぞ賑やかだろうな。