歳月の流れ

「仏教伝来・第三の道」(山田明爾・龍大名誉教授)の講座も明日が最終講だ。
正直言って講義の大半は咀嚼出来ないでいる。
スケールの大きい内容の話を豊富な写真や図版や地図を用いて説いてくださったが、理解する為の前提知識を僅かしか持ちあわせていないのだから、飲み下せないでいても仕方がない。
それでも、4回目の講義「葬送と仏教・・葬送に関わらなかった初期仏教」は面白かった。

明日が最終講だから瀬田キャンパスへ来ることも暫くは無いのだ、少し早めに出て先日のビオトープでトンボ撮りをするか。
そんな事を考えながらカメラの準備をしていて、突然、8年近く前の光景を思い出した。
里山で虫を探そう」こんなタイトルの一日講座に孫と参加したことがある。
場所もびわこ文化公園の遊水池だったし教室も今私が講義を聴いている場所なのだ。
おっ!という思いだ。

その孫も今は高校2年生だ。
歳月の流れのなんという速さだろうか。
老兵は思い出を喰っている。
記憶の底からその時の光景を1つずつ取り出して楽しんでいる。