アカトンボ 色の謎

「アカトンボの雄が、成熟するにつれ真っ赤になるのは、体内の色素の化学反応が原因であることを、産業技術総合研究所茨城県つくば市)のチームが見つけた」
こんな記事を今朝の新聞で読み、どんなことが研究の出発点だったのだろうかと、その点が知りたくなっている。
最初からアカトンボの雄の成熟色のことを調べていたのか、それとも何かの研究の副産物として発見されたのだろうか。
この「色素には細胞内を酸化させない働きがあるとみられ、抗酸化作用のある薬剤開発に応用できる可能性もあるとしている」
アキアカネは「色素が、酸化されると黄色になり、参加の逆の「還元」という化学反応で赤になる種類である」とのこと。色が変わる仕組みの謎が解明されたようだ。

私は素朴に婚姻色として赤くなるのは時期が来れば赤くなる、それは自然の摂理じゃないの、遺伝子の所為ですよ。そんな風にしか思っていなかった。

この発見が次の何に繋がっていくのかは想像も出来ないが、雄の色が赤くなる仕組みが知りたい、そんなちょつとした関心事がもし研究の出発点だったら、この研究者は詩人でもあるのではないだろうかと空想している。

今日は一日呆けていた。
そんな時間潰しに「日本のトンボ」を読んでいた。