ツバメと春蘭と....

読書疲れの眼を上げた時窓の外の電線にツバメを見た。初見だ。
湖国へはいつ頃やって来たのだろうか。

我が家ではツバメの巣造りに適した場所はないが、毎年のようにご近所の車庫や玄関先にツバメの子育てを見る。そんなツバメの数がここ2・3年減っているような気がするが、実際に数を減らしているのだろうか。
ツバメもさることながら、雀の数は明らかに少なくなっているように思う。
二階の書斎から見える近くの空き家の軒下に、雨の日など肩を寄せ合うようにずらりと止まった雀を見ることがしばしばあったが、それを全く見なくなっている。
見ることがあってもそれは群雀という集団のかたちではなく、僅か数羽の雀たちだ。
どんな環境の変化が影響しているのだろうか。

手入れの行き届かない荒れ果てた里山でも春蘭を見かけなくなった。
松枯れの次はナラ枯れが発生し、また下草刈りや枝打ちなど行われなくなっているのだから、春蘭を見かけなくなったのも当然かもしれない。

それにしても昨日喰った春蘭の甘酢漬けは風味があった。