初撮り

昨夜は二時過ぎまでNHKの「ニッポンのジレンマ」を見ていた。
「格差」をキワードにして、所得、教育、年齢、雇用等々に関する問題を、12人の若い論客が討論する番組だった。
3時間という長時間番組で論点が広範囲にわたっており、またある方向性を見つけようとするものではなかったから、議論が拡散してしまったが、格差について考えてみる為の幾つものヒントを得ることが出来た。

昼夜逆転の深夜族になっているものの、TVドラマ等を見るのとは違って集中して見ていなければならない討論番組は老兵には結構負担だった。
お蔭で初詣に行きますよと11時前に起こされるまで目覚めずにいた。

初詣は還来神社など三社詣が仕来りになっている。
琵琶湖畔で初詣を始めてから30数年、それぞれの神社にもいろんな変化がある。
境内の杉の木が切られていたり、古びた絵馬堂は礎石を残すのみになっていたり、拝殿の板敷きが真新しくなっていたりと、時の移ろいを感じさせられた。

初詣の折、神社の境内でこれまで何度かフユシャクの仲間やテントウムシの集団越冬を見かけたことがある。昨年のテントウムシの集団越冬はこれまで見たこともない集団だった。
そんなこともあって今年も探してみたが収穫はゼロだった。
撮れたのは拝殿の下にいた空蝉のみ。
初撮りが空蝉とは。