青時雨(あおしぐれ)

今日は一日中雨模様。
写真展の展示飾り付け中は雨降りのことは忘れていたが、今週はもう一つスッキリしない空模様のようだ。バラ園の入場者が少ないと写真展を覗いてくれる人も少なくなるんだろうな。

午前中の展示作業が終わって帰ってから「神の発明」の最後の章を読む。
これほど苦労して本を読むことはこれまであまり無かったのにと、かなりの疲れを感じている。やっと終わったという感じだ。

本を閉じた後、呆けたように窓の外を眺めている。
細い雨が降っている。
この季節のこんな雨は何と呼ぶんだろうかと思い始め、「雨の名前」(小学館)を取り出す。
「風の名前」(高橋順子・文 佐藤秀明・写真)との2部作のたのしい本だ。
先程まで読んでいた難渋した本の口直しには最高の美味に感じられる。

窓の外の雨は「青時雨」と呼ぶといいようだ。
こんなタイトルが付けられる写真を撮ってみたいな。
明日の午後は写真展の当番の日だ。