シャクガの仲間

今日は防災訓練の日。 隣近所を誘い合わせての避難、自家発電機のかけ方、消火器の使い方、水のバケツリレーの訓練。 175人の参加者がいたが参加者の殆どが高齢者だ。住宅地が出来てから40数年も経つと住民が年老いていくのも当然のことだが。避難集合場所へ…

老いのかたち(2)

調べ物をしていて眠りに入ったのは午前2時過ぎだったのに、6時に目が覚める。 書斎の窓を開けると金木犀の仄かな香りをのせた冷涼な風が流れこんでくる。 思わず深呼吸だ。 散歩道でも金木犀を植栽しているお宅が何軒もあり、この時期爽やかな気配に包まれ…

虫撮りに行く

昨日の朝寝坊の挽回とばかりに早朝からトンボ撮りにゆく。 車で通る時に見るとその溜池にはヒシが池面いっぱいに広がっていて、いろんなトンボがいる雰囲気だったが、期待は見事に裏切られた。トンボのトの字もないのだ。こんな経験は初めてのことだった。ト…

十六夜の月

日中は三十五度近い炎暑、琵琶湖から吹き上がってくる風が書斎を通り抜けると少しはしのぎやすかったが、雑事をするにはやはりエアコンが必要だった。 今は十六夜の月が出ている。 窓を全開にして月光に輝く琵琶湖を眺めている。 テラスの床の熱が冷める夜半…

小さな草むらで

今日は本格装備で虫撮りを計画していたのに、夜更かしがたたって午前一〇時過ぎの起床。 Cooking当番の日なのと買い物のお供、虫撮りを諦める。 (「気候変動の文明史」を3時過ぎまでかかって一気に読み終えた。とても面白かった)買い物から帰った後、梅雨…

雨後の草むらで

中沢新一の「神の発明」を呼んでいるが、集中してやれば何年か前までのスピードで読めているので、まずは一安心と老化してゆく自分を慰めていたが、午後雨上がりの草むらへ虫撮りに出かけた時、矢張り老化は静かに忍び寄っていることを思い知らされた。雨上…