日中は三十五度近い炎暑、琵琶湖から吹き上がってくる風が書斎を通り抜けると少しはしのぎやすかったが、雑事をするにはやはりエアコンが必要だった。 今は十六夜の月が出ている。 窓を全開にして月光に輝く琵琶湖を眺めている。 テラスの床の熱が冷める夜半…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。