キジの夫婦連れを見た

比良連山は中腹まで灰色の分厚い雲に隠れている、台風2号の影響だろう。そんな中、昼下がりのフィールドへ出掛けた。来て良かった。僅か半時足らずだがキジの夫婦連れが付き合ってくれたのだ。

耕作放棄地Bブロックの田んぼ道を回り込んだ時、はるか先にキジを見つける。一瞬で然とは分からなかったがメスもいたようにも見えた。メスがいれば幸いだと田んぼ道を小走りだ。

草刈りされた畦にキジがいた。

ヤツは振り返り老爺が近づいているのを認めたのかゆっくりと草むらに向かった。

やはりメスが近くにいたのだ。

メスは老爺の接近を気にしているのだ。早々に草むらに隠れていく。

ネスが再び姿を見せてくれることを願って30mほど後戻りした。キジのオスはその個体にも寄るのだろうが、5・6mという至近距離に近づいても逃げ出さないヤツもいる。しかしメスは概して人の気配に非常に敏感なのだ。やはり距離を置いたのが良かったようだ、メスが姿を現した。

メスは少しづつ草むらに身を沈めていき、オスも草むらに姿を消した。

しばらく間をおいてから、2羽が姿を消した所まで歩み寄ってみた。キジの姿は何処にも見当たらずだった。

キジの塒の雑木林とヨシ原。

本日曇天なれど好日だった。