カワセミとカワウと

ランチは少し遠いが小さなフレンチの店へ行く。この時、隣の席はオバサン3人連れ。食事の後のコーヒータイムのようだ、結構にぎやかな会話が繰り返されている。よくもまあ話題が尽きないものだと感心する。その賑やかさに負けて早々の離席だ。運転席に腰をおろしながらオバサン達の会話の中に出ていたカワセミのことを思い出し、カワセミがよく現れるという真野川河口へ向かうことにした。

偶然と言うか幸運と言うか、車を降りて土手道をあるき始めて直ぐに、木の枝の高みにいるカワセミを見つける。残念ながらカワセミのいる場所は分厚い雲に遮られて光が届かない、それにカワセミまでは100mほどの距離、そこは近づくことの出来ない場所なのだ。証拠写真までにと1ショットした。

太陽が顔を出すまで待つそんな根気は老爺には残ってはいないのだ。カワセミ撮りを諦めて河口に突き出している土手道を先端まで行った。

カワウ、コサギオオバン、カモの仲間、チュウサギアオサギがいた。

真野川左岸には川中に枝を伸ばした桜並木が続いている。右岸には僅かばかりだが駐車スペースもあるのだ。カワセミを探して歩いてみるには都合のいい条件だ。