里芋畑の端っこで

草深い田圃道から農道に出た時、湾曲した道の向こうにキジがいるのを見つける。トコトコと歩いているのだ。私に気付いたのか立ち止まってこちらへ振り返った。

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数歩行ってからこちらを振り返る、そんなことを3度ほど繰り返した後、ヨシ原の中に入っていった。

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次に姿を現したのは水田と耕作放棄地の間に作られた畑、里芋やかぼちゃ、瓜などが植えられている所だ。

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メスも居た。夫婦連れだったのだ。

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 メスもオスも畑の中を行ったり来たりとしていた。ここでこのペアの動き方に何かを感じなければならないのに老爺は全くボケーッとしていた。後で判ったのだが雛が居たのだ。畑から一段高い畦に上がってきたメスにレンズを向けて気づく。メスは孵化してそんなに時間の経っていない小さな雛を連れていたのだ。メスと3羽の雛の行動は早かった。畦の上で立ち止まることもなく、あっという間もなく水田の中に姿を消してしまった。

欲しかったシーンだったが非常に残念なことにメスの前の草にピントを取られて悲しい結果になる。ファインダーを覗いていた時は前の草がピントに影響しているなどとは見えなかったのだ。ベテランの鳥撮りさんはこんな時失敗を回避するためどんなことをするんだろうか。

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 次回はいつ小さな雛に巡り会えるだろうか。