猫とキジと

草叢の縁をゆっくりやって来る白いネコを遠目に見付け、急いで三脚からカメラを取り外した。
ネコは未だ気付いていないようだが、向かってくる草叢にはオスのキジがいるのだ。

面白いシーンが見られるかもしれない、そんな思いで重いヤツを手持ちにしたのだ。

最初に気付いたのはキジの方だ、草叢にゆっくりと身を潜める。

ネコがキジに気付いて至近距離に近づくまで、キジは全く動かずにいたがギリギリのところで翔び立って行った。
先日もこのネコが休耕田の中でエサ探しをしているハトの群れに忍び寄っているのを見た、このときも失敗だった。
ネコは獲物を探しているというよりも遊び相手を求めて草叢に来ている、そんな感じに見える。

フィールドを一周りしてネコとキジのいた場所に戻った時、キジが砂浴びしているのを見た。

キジの夫婦はみかけずだった。