啓蟄の日

今日が二十四節気の一つ「啓蟄」の日だということを思い出して小さな谷間の畑へ行く。
段々畑の斜面には点々とタンポポが咲き誇っていたが、花に訪れる虫の姿は全く無かった。

空き地の一角ではオオイヌフグリホトケノザの群落もあったが、ここにも虫の姿は無かった。
鳥の姿も段々畑の土手でツグミを一羽見掛けただけ、雑木林にも鳥の姿はなく、鳴き声も聞かずだった。

カメラを持出したのが2月23日以来だったこともあり、本日の1ショットをと思い2時間近く歩き廻っが収穫はなかった。

帰りの坂道で左腰に痛みが走る。
激痛と言う程のものではないが歩くのが跛行状態、草叢に座り込んだ。
自分が想像していた以上に、冬の間の呆け暮らしと運動不足が足腰にきているのだ、この調子だと早晩虫撮りにも鳥撮りにも出掛けられなくなるに違いない、何とも淋しいかぎりだ。

座り込んだ草叢の向の空き地ではハナニラが僅かばかり咲いていた。

ここの空き地は季節にはハナニラの花で埋め尽くされる。
頃合いを見計らって見に来たいものだ。

今日の虫は門扉の支柱の上にいたガの仲間(?)
階段を登った時に見付け、一日一虫を課しているだけに妙にホッとした。
何度かブログにも登場しているはずなのにその名前を思い出せない。