アカタテハとキアゲハ

絶好の虫撮り日和、日頃の運動不足の解消にもと思い遠出をした。
目的地は小さな谷間の向こうの段々畑、そこはこの時季、段々畑の斜面に彼岸花が咲き誇り、すぐ下の畑の一角では韮の花の群落が見事なのだ。

彼岸花や韮の花に来るチョウたちを楽しみに出掛けたが期待は叶えられずだった。
斜面はきれいに草刈りがされていて彼岸花の姿は無かった、下の畑の韮の群落も消えていた、刈り取られ掻き集められた草の山の状態を見るに、草刈りがされたのは2.3日前のようだ。

段々畑では未だ草刈りのされていない畑もあり、数は少ないが彼岸花もこぼれ種の韮の花も咲いている、そこを目指して一汗掻くことにした。

草の急斜面の上のザクロの木にアカタテハがいるのを見つけ、100mmマクロを取り出して斜面を登ろうとするのだが登りきれないのだ、踏ん張りが効かなくなっている。
ずるずる滑り落ちながらのショットを連射で何度も試みた、そのうちの1枚。

近くの草叢の中の韮の花に小さな蛾が意外なほどたくさんいた。
なんというガの仲間なんだろうか、初めて見る多さだった。

草道を歩き疲れた頃やっと彼岸花に来るキアゲハが撮れた。


秋日好天 呆けずに済んだ。
写真仲間たちとはここのところ無沙汰続きだが、それぞれに思いの場所へ出掛けていることだろう、どんなショットをものにしているのか拝見するのが楽しみだ。