孤 影

琵琶湖に流れ込む小さな川の河口の砂州コサギを見る、黙然と佇むという感じだ。

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稚鮎が接岸し始める頃になるとこの砂州には、コサギをはじめとしてチュウサギアオサギなどが稚鮎の捕食にやって来る、時にはカワウなども見かけることがあり、砂州は賑わうのだ。捕食の様子や獲物を奪い合うシーンを見たこともあった。

稚鮎の接岸には未だ遠いこの時季ではその賑わいもなく、ポツンと佇む孤影を見るのみ、見渡す限りの渚に鳥の姿はなかった、なんとも寂しいかぎりだ。

帰り道、図書館に立ち寄り、池内恵著「中東大混迷を解く・シーア派スンニ派」新潮選書を借りて帰る。