アオサギと青いトラクターそしてドジな奴

見渡す限りの田んぼと田圃道には人っ子一人いない、それと同時に鳥たちの姿も見当たらないのだ。見かけるのは空の高みでゆっくりと舞っている3羽のトビだけだった。フィールドを一周りしていてやっと見つけたのがアオサギアオサギの近くにある青いトラクターをバックにしたらと、構図のことを考えて田圃道を大回りした。アオサギが飛び立たないことを祈って小走りだ。おかげで老躯は息切れがしている。

アオサギは飛び立つことなく餌を探しながらトラクターに近づいていく。

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1ショットしながら少しず間合いを詰める。思い描いている構図にと回り込んだのがよくなかったのか飛び立たれてしまう。昨日のトビと赤いトラクターは思いの方向でシャッターが切れたが今日はままならずだった。

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この青いトラクターがいる近景の田んぼは人参畑。一昨昨年まではヨシやセイタカアワダチソウの茂る耕作放棄地、絶好のキジ撮りの場所だった。キジの営巣場所だったのだ。今ではある農業法人が借り受けて元の田んぼに開拓し直し、季節季節の野菜を栽培している。

アオサギと青いトラクターを1ショットした後和邇川の河口へ向かう。河口の駐車スペースで、尾張小牧、和歌山、奈良、それと川崎ナンバーの車がいるのを見る。川崎ナンバーとは遠くから来たもんだ、東名名神をぶっ飛ばしてきたのだろうか。沖合ではバスボートが5隻、湖中に立ったり岸からだったりのアングラーが4人いた。

渇水した河口で小魚を狙っているチュウサギを見る。何度も水中に嘴を突っ込むのだが捕れないのだ。なんともドジな奴だった。

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魚の影を見つけてはあちこちへと追いかけているのだが獲物にはありつけずだった。バスボートが岸に近づいてくるのに気付き飛び立つていった。

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サギたちの捕食シーンを随分撮ってきたがこんなドジなヤツを見たのは初めてだった。

本日晴天、好日だった。