クロクモエダシャク

車庫のシャッターを持ち上げていて、ツタの葉陰にガがいるのを見つける。

いつも持ち歩いているコンデジEX-10を急いで引っ張りだした。
買い物に出掛けるカミサンが待っているのを承知で虫撮りを始める。

EX-10(casio)を持出しているのは、パスト連写によるチョウやトンボなどの飛翔体狙いを意識していることと、ローアングルで撮る時などに便利な可変式モニターを備えているからだが、フラッシュ光量を増減したりEVをシフトする時の操作は、メニュー画面からだから相当に面倒くさい。

これに対してこれまで使っていたXZ-1(olympus)はフラッシュの有無も光量の変更もEVシフトも、リングボタンで素早く出来るのだが。

少し離れた階段下にいるカミサンは、またですかという様子でこちらを睨んでいる。
後で一言いわれるだろうなと思いながらも、フラッシュ光量を落としたりEVシフトしたりしながら撮りにかかる。

ガはエダシャク蛾の仲間、クロクモエダシャクだった。
食樹はヒノキの葉、成虫出現は5〜9月