アワフキムシの幼虫

一昨日見たアワフキムシの泡の中にいる幼虫のことが気になり、朝の散歩の折、小さな谷間まで足を延ばした。



粘性の高い泡を少しずつ取り除いていくと、黒い頭部に赤い胴の幼虫がいた。
泡の中に居る時はほとんど動きが無かったが、泡の中から取り出し全身を撮ろうと葉っぱの上に移すと、意外なほど速い動きで葉裏に隠れようとするのだ。

Webの図鑑で調べてみるに、体の色合いからホシアワフキ(カメムシ目、ヨコバイ亜目、アワフキムシ科)のように思われるが、似たような幼虫にシロオビアワフキもいる。

図鑑で見るに、成虫はミカンの木などでよく見かけるアオバハゴロモの姿形に似ている。
ただ緑色のアオバハゴロモと違って羽の色は至って地味だ。
草叢や雑木林でアワフキムシの成虫を見つけるのは、地味な色合いから困難なように思われる。
以前だったら飼育箱に来てもらって飼育し、成虫になる過程や成虫を見ようとしただろうが、今ではそんな作業をしようとしなくなっている。

午前中の虫撮りの後、午後からの写真展当番のため出掛ける。
三時間半ほどの当番だがかなり草臥れた。