ユウマダラエダシャク

新しい葉っぱと入れ替わるように玄関先では、シロダモの落葉が多くなっている。
昨夜来の雨と朝方の強い風の所為か今までにない多さを見て、テントウムシの幼虫のことが気になり探しに出た。
19日の朝方に見た時には20数匹もいたテントウムシの幼虫が見当たらないのだ。
シロダモの木を隈無く探したが、見つかったのは僅か3匹、門扉の壁にいたのと階段の手摺の上にいたのをカミサンが見付けてくれたもの2匹、合わせて5匹なのだ。
あれほど沢山いた幼虫は何処に行ったのだろうか。

テントウムシの幼虫を探していてユウマダラエダシャクを見つける。


階段の擁壁に覆いかぶさっている木蔦ではキアシナガバチがいた。
白い綿毛の中に隠れているアブラムシの幼虫を捕食しているようだった。


アシナガバチの直ぐ下の葉の上にはテントウムシも来ている、コイツも食事に来ているのだろうか。

玄関先でカミサンと二人でテントウムシの幼虫探しをしている。
誰かが見たらおかしな老夫婦に見えることだろう。



老夫婦と云えば、先日、びわこ大津館へ通じる桜並木の道筋で感じの良い老夫婦を見た。
お二人ともカメラバックを背負い手には三脚を持っていた。
びわこ大津館バラ園からの帰りのようだった。

私がその老夫婦を見ておっ!と思ったのは、使い込まれた三脚やカメラバックからカメラマンとしての年季を見たからではない。
年季の入り方をその左膝に見たからだ。
老婦人の左膝にニーパッドが巻かれており、老爺の持つ三脚にもニーパッドが括りつけられていた。
三脚を低い位置に構えて構図を考える時左膝をつく。
この時の為にニーパッドを用意していたのだ。
老爺が持つ三脚に括りつけられたニーパッドは相当に使い込まれ、地面につく部分は擦り切れているのが見て取れる。
老夫婦のすぐ後を歩きながら虫撮りの時にもニーパッドが必要だ、と自分に言い聞かせていた。

老夫婦は足早に遠ざかっていったが、レフ板云々の話も聞こえてきた。

同年齢だと思えるその老夫婦が素晴らしく見えた。