アイ・キャッチャー

京都へ出た時、時たまだが佛教大学四条センターに立ち寄ることがある。
その折面白そうな講座が開かれているとそのまま潜りこむことがある。
受講1回1,000円という手軽さで関心のある講座が聴講出来るのだ。

今日は以前から気になっていた「経典の諸相ー経典とは何か」を聴きに行く。
今回は「般若経典」についての講義だ。
般若経典はそれまでの業報思想から人々を開放し、菩薩の善行のあり方を示しました。空の思想がもたらした廻向の思想を考えます」ということが分かりやすく講義された。
講師は吹田隆道・佛教大学講師。久しぶりに名講義が聴けたという思いで嬉しくなっていた。
次回は「般若心経・偽経説を考える」という2回にわたる講座だ、楽しみになっている。

講座の後はいつもの写真ギャラリーを回ることと、テーマの一つにしている「京の暖簾」を撮りに行く。
昼下がりの先斗町を歩いていて面白いアイ・キャッチャーを見た。



夜の明りの中でそれらはどのような効果を発揮するのだろうか。
夜の先斗町は酔客が大半だろうに、小さなうさぎの置物などは踏みつけられないだろうか。
どんな計算あるいは意図が込められているのだろうか、いろんな事を考えていた。