モズの早贄

小さな谷間の畑へ行く途中、雑木林の林辺でモズの早贄を見つけた。

カエルが早贄になっている。
秋になると頻繁に昆虫類、カエルや小型のトカゲ等を捕えてきては木の枝に突き刺す行動をするが、何のために行われるのかはよく分かってはいないようだ。
冬の食料の確保が目的だという説もある。また、モズの体が小さいために獲物を木の枝に突き刺し固定してからその肉を引きちぎって喰らう為だとも言われている。

モズの本能に基づいた行動に違いないが、遺伝子に刷り込まなければならない出来事が遠い昔に頻繁に起きていたのだろう。

秋が深まるにつれモズの高鳴きを聞くことが多くなる。
キィーッ キィーッ キチ キチ キチ キチ 甲高い声は縄張り争いや縄張りに侵入してきた競争相手への威嚇でもあるようだ。

庭のオニユリから実(?)が落ちていた。拾い集めてあちこちに埋める。