湖の色

風もほとんど無く穏やかな一日だった。
雪を冠った湖北の横山岳や伊吹山が雲の流れ方によって姿を表したり隠れたりしている。
琵琶湖の様子も千変万化だ、京都へ出掛ける用事があったが出そびれて、ひねもす琵琶湖を眺めていた。


昨日の続きで色の名前について調べている。
青色系一つとっても沢山の名付けがあるがどんな経緯で名付けられたのだろうか。
私の今使用しているディスプレイでは、色見本帳の群青色と杜若(かきつばた)色は並べて同時に見なければ見分けが付かないほどよく似ている。
この僅かな違いを区別して名付けた人の鋭敏な感性に驚かされる。
瑠璃色、薄縹(うすはなだ)、瑠璃紺、藍色、紺色、紺青、留紺、紺碧...............etc.

RGBの組み合わせで見れば、群青色はR76, G108, B179 杜若色はR62, G98,B173と表示されるように、無限の色が生み出せるから誰かが又新しい名前を付けるのだろうか。
若杜若色(わかかきつばたいろ)なんていう名付けもありかもしれない。
それにしても日本の伝統色(和色大辞典)の456色の名付けには感心させられる。