フユシャク蛾

冷たい時雨が通り過ぎたあとの庭でフユシャクの仲間をを見つけた。
ほとんどの虫たちが姿を消してゆく寒空の中で生きることを選んだフユシャク蛾。
このフユシャクの仲間のクロテンフユシャクには初冬タイプと晩冬タイプの二種類がいるという。

クロテンフユシャクを初冬タイプと晩冬タイプの二種類に別れさせたたのは、冬の厳しい寒さが原動力の一つになっているとのこと。この事を突き止めたのは京都大理学研究科の山本哲史研究員(進化生物学)

気候に順応して別種になる例は多いが、冬の寒さで種が枝分かれすることを確かめたのは初めてという。(京都新聞・12月3日)
冬の厳寒が種を枝分かれさせたが温暖化が進めば、初冬タイプと晩冬タイプの二つが再び融合するかもしれないらしい。

生物が生存し種を残していく上での進化というダイナミズム。
クロテンフユシャクを探してみようと思う。
今日は寒空の下でフユシャク以外にハナアブやハエの仲間も見た、元気なヤツ等だ。