鬼剣舞(2)

昨日撮った鬼剣舞の現像処理をしながら、舞の動きを動きとして表現する方法があったことに思い当たり、現地でその方法を思い付かなかったのかと自己嫌悪だ。

舞の会場はそれなりに明るかったから、後幕スローシンクロにして撮れば、動きの残像とストロボ発光によって舞手の姿が止まっただろうに。
この舞の流れる残像と止めた瞬間の写真は「動き」を動きとして撮れたはずだ。

ストロボのマルチ発光によっても動きが表現できただろうに。

鬼剣舞の動きを追うことに夢中になっていて、一息つくことを忘れていた。
最近何かに夢中になってしまうといつも息を詰めているようで、一息つく、眼を上げて他を眺めてみる、そんな余裕を失っていることがある。
そうかというとボケーッと呆けている日もある。
6日が天気だったら鬼剣舞の撮り直しに行ってみるか、思いを形にするために。