雲のかたち空の色

書斎の窓からは真正面に長命寺山が見え、右に八幡山、岡山が見える。
左には沖島が見え、少し風のあるよく晴れた日には沖島の左に遠く湖北の山々が見える。
何事をすることもなくボケーッとひねもす窓の外を眺めていることが多くなった。
今日もそんな一日だった。
「戦史」を読んだり、「仏教語源散策」(中村元・東京書籍)を開いてみたりと呆けていた。

雲のかたちや空の色は刻々と変化してゆく。
琵琶湖の表情も空の色を映し雲のかたちに連れて変わってゆく。
こんな刻の移ろいを眺めながら一つのテーマを思いついた。
「雲のかたち空の色」
これまで意識して空や雲を見たことがなかった。
虫撮りの時も祭り撮りの時も京の暖簾を撮る時も、空を見上げてみよう。
京の路地裏で空を見上げたらどんな雲が浮かんでいるだろうか、楽しみがまた増えた。

書斎から見た空

珍しく今日はカメラを手にしなかった。
明日は撮影日和のようだ、早起きして小浜の「放生まつり」に行ってみるか。
行雲流水。