庭に来た虫たち(5)

待望の「極北の動物誌」がAmazonから届いた。
それについはずみで買ってしまつた星野道夫の作品三冊、読みかけの「土の文明史」や「蝶の不思議の国で」、上林暁の短編集「星を撒いた街」、とりあえずこの合計七冊時間をかけずに読まねばならない。

虫撮り、Cooking, 読書、ちょっとした雑用、これが生活の大半なんだから、呆けていなければ七冊読むのにそんなに時間が掛かるはずはないと自分に言い聞かせている。
最近は何らかの形で自らを規制しておかないとボケーッとしていたり、居眠りしているのだ。

Pukuさんと別れた後小さな昆虫園と称しているAさんとIさんの菜園を見て回る。
吹き荒れた台風の所為だろうか、虫達の姿が見えない、何処に隠れているのだろうか。
やっと見つけたのはイチジクの葉にしがみついているキボシカミキリ、左の触覚が途中から折れているので、モデルは失格と撮るのは止める。

今日の収穫は、庭のノウゼンカズラにいたラミーカミキリだけ。

このノウゼンカズラやブッドレアには、蝶や蛾、ホウジャクの類、アシナガバチ等いろんな虫達の
訪れがあったが、昨年に比べると今年は非常に少なくなっている。

ここ2・3年の間に空き地が少なくなっていったからだろうか。
空き地に自生していた木が大きくなりすぎたということで切り倒されたことも関係しているのかもしれない。
アブラゼミの羽化を撮った桐の大木も二年前に切り倒されてしまった。
(空蝉などを手懸りに羽化を撮れそうな場所を近くで探しているが見つかっていない)

虫達の数が少なくなっているのではという感触は、よく出かけるフィールドでも感じる。