キジの行動範囲はねぐらを基点にしてどれくらいの広さを持っているのだろうか。今朝フィールドで3組のキジの夫婦を見たのだ。最初に見掛けたキジの夫婦連れと次に見た夫婦連れは明らかに別々の個体だと確認できるのだが、かなり時間が経ってから見掛けた3組目の夫婦連れは、最初に見たヤツが遠く場所を移動してきたようにも思えたのだ。
車を路肩に停め田圃道を歩きだししばらくしてふと振り返った時、車を停めた直ぐ近くの畑にキジの夫婦が餌探しをしているのを見付ける。急いで来た道を引き返した。
100mほどの距離を急いで戻ったが夫婦連れは畑を横切って隣の田圃の草むらに入っていくところだった。
カラスノエンドウの茂みに夫婦連れが隠れてしまったのを見届け、次に現れるだろう場所を予想して目的の場所へ向かった。10分ほども待っただろうかやっとオスが現れた。メスの姿を見ることはなかった。
コヤツは時折振り返ってこちらを見ては再び前方の何かを見つめて不動の姿勢でいるのだ。何度目かのこちらへの振り返りの後突然甲高い声を上げ母衣打ちを始める。
母衣打ちが終わると元の姿勢に戻り再び長い不動の姿勢を続けるのだ。今日は生憎とコーヒーもフロランタンも持参せずだったから待ち時間が長かった。老いたカメラマンが疲れたようにコヤツも草臥れたのかその場に座り込んだのだ。
座り込んでしばらくしてからコヤツは首を垂れ眠りに入ったようになるのだ。うつらうつらという感じだ。数ショットした後モニターで拡大して見るに、明らかに瞼を閉じているように見えた。キジの居眠りなんて初めて見た。驚きだった。
コヤツが起き出して何かをやらかしてくれるのを待っていたが、いつこうに起き出す気配がない。10数分も経って立ち上がったのを1ショットして老爺は店仕舞しその場を離れた。コヤツに見切りをつけその場を離れたのがよかった。Eブロックで「人と鳥と」のいいシーンが撮れたのだ。(整理して明日のブログにUPする予定だ)
それにしてもキジの居眠り、再び見ることがあるだろうか。
本日好天、いい日だった。