ネギ畑のキジ

今朝のフィールドは不思議なほど静寂だった。田拵えのトラクターも草刈りの人影もなく、ケリが甲高い啼声を上げて一度飛び出しただけで鳥の姿も疎らだった。そんな田圃道をとことこ歩いていて、随分遠くの田んぼの縁に黒い点を見つける、キジだった。コヤツを目当てに田圃道を急ぐも、スクーターの持ち主が帰ってくるとキジは足早に田の畦下に隠れてしまった。

f:id:gagambow23:20210414214356j:plain

背の高いヨシやセイタカアワダチソウの枯れ草が茂るEブロックはかなり広いのだ、枯れ草の原の縁に姿を現してくれることを願いながら、ブロックを一周りする。菜の花の畑で再び見掛けたがヤツはすぐさま隠れてしまった。人馴れしていないヤツのようだ。

f:id:gagambow23:20210414220207j:plain

しばらくして現れたのがネギ畑の土手。

f:id:gagambow23:20210414220435j:plain

接近の仕方が悪かったようだ、ここでもコヤツはすぐさまネギ畑へ降りて行った。ネギ畑が見渡せる土手に上がり三脚を据える。ヤツはネギ畑の中に身を潜めていた。

f:id:gagambow23:20210414221156j:plain

コヤツは頭を出すこともなくまた動き出すこともない状態を続けているのだ。カミサンとの買い物の約束がなければヤツが動き出すまで根比べするのだが。小半時が経ち三脚からカメラを下ろした。今晩は、鮭のホイール包み焼き、ポテトサラダ、卵スープにする予定。春キャベツでザワークラウトも仕込んでみるか。