カマキリ飛ぶ

切り落としたノウゼンカズラやブッドレアの枝を片付けていて、擁壁の上にカマキリが2匹並んでいるのを見つける。対峙している恰好なのだ。もしや共食いでも始めると面白いと思いコンデジを持ち出した。カマキリにレンズを近づけているとそのうちの1匹が顔をかすめるように飛び立つ。道路を挟んだ向かいのMさん宅の玄関先に向かったのだ。門扉越しに覗き込むとヤツは玄関先のタイルの上にいた。1m半ほどの高さから飛び出したとは言え、10m近く飛んだことになる。カマキリの小飛行は何度も見たことがあるが10m近くの長飛行を見たのはこれが2度目だった。1度目は彦根城へ火縄銃の公開演武を撮りに行った帰り道だった。天守閣に通じる石垣の上にカマキリがいたのだ。カマキリをアップにし天守閣を遠景にして、そんな構図を考えながら17-70mm広角ズームにレンズを装着し直す。この時もレンズを近づけようとして飛び立たれた。おおっ!思うほどの距離をヤツは飛び生け垣の中に姿を消した。

カマキリが飛ぶ、あの日も秋にしては陽射しの強い日だった。

擁壁にいて飛ぶことのなかったカマキリ

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買い物からの帰り道、琵琶湖に流れ込む小さな川の水落にコサギが魚を狙ってきているのを見た。耕作放棄地の草叢から稲刈り後の田んぼに出てくるキジを探しがてら川の中で小魚を狙うサギ撮りに重いヤツを持ち出すか。

秋日好天、いい一日だった。