雨の中の雀

午後4時前、ほんの短い時間だったが大粒の日照雨が降った。
「雨が吹き込むかもしれませんので寝室の窓をしめてください」階下からカミサンの声。
この声で立ち上がった時、隣家の屋根に5羽ほどの雀がいるのを見つけ、戸締まりもそこそこに書斎の窓から望遠ズームを突き出した。
最初は手持ちだったが150-600mmは老躯には重くなっている、3脚も引っ張り出した。

雨の中の雀たち。
じっと佇み雨を受けているヤツ、屋根の上を歩き回っているヤツ、翔び出した後旋回して戻ってくるヤツ、そんな雀たちのいずれもが全身で大粒の雨を楽しんでいるようだった。
雨が止むと間なしに雀たちは飛び去っていったが、老躯も思いもかけぬ一刻が楽しめた。


今日から文月、どんな夏になることやら。
新日本海フェリーを利用して北海道行きをカミサンと話し合っているが、6月は実行できずだった、再度計画を練り直さなくては。