ホバリングをしてくれると正面からの飛翔体も狙えるのだが、今回はその気配は全く無かった。
３年ほど前だが、権現山（大津市）山麓の放棄された棚田で、棚田の一角を覆い尽すように崖上から満開のヤマフジが枝を伸ばしており、そこにびっくりするほどの沢山のクマンバチが来ているのを見たことがある。
飛翔体撮りにはまたとない機会だったが、放棄された棚田は獣除けの古いトタン板や赤錆の鉄条網で仕切られていて近づけないのだ、35-350mmの望遠ズームでも持参しておればなんとかなっただろうが、100mmマクロでは如何ともし難かった。
自治会館の庭でクマンバチを狙っていたのは、僅か30分足らずだったが胸元を汗が流れ落ちた。
暑さに負け早々に退散する。
帰り道の草むらでアオメアブを撮る。
