毛虫・シロヒトリ

門扉の壁に毛虫がいた、手元の図鑑「イモムシハンドブック・2」安田 守(文一総合出版)で見るに、シロヒトリの幼虫のようだ。

いつだったか晩秋の畑道で道を横切っていくクマケムシ(ヒトリガの幼虫)2匹を見たことがある、まるで2匹が競争をしているような驚くほどの速さで道を横切って行った。
そんなことを思い出してポケットからナイフを取り出し、動きのないコヤツのお尻を突っいてみた、それでも動き出す気配はなかった。
買い物から帰って見た時(2時間ほど経過していた)毛虫の姿は何処にも無かった。


今日は立命館大学土曜講座の日、「欧州で今何が起こっているのかーホームグロウン・テロと過激問題」というテーマだったから聴講を楽しみにしていた、それに祇園祭の鉦の音を聞くのも好かろうと、早めに家を出るつもりだったが出掛けられずだ。
楽しみにしていた講座に何故出掛けなかったのか、自分でも判らないのだ。
何かをしようとしているその意識がふっと途切れる、しようとしていることが面倒くさくなる、これも老いの現象だろう。
これから先もこんなことが繰り返し起こるに違いない、老いは逗まることを知らないのだ。