色の名前

小さな谷間の畑を越えた向こう側の南斜面に大きな栗の木が2本ある。
昨年はポツポツとしか実を付けていなかったのに、今年はたわわに実を付けている。

そんな青い毬栗を眺めながらふと昨日のドングリのことを思い出し、殻斗(俗にボウシ)から顔を覗かせている若い実の色は何と言うのだろうかと気になり始めていた。

黄緑色と呼ぶのではどこかしっくりこない、明るい黄がちの黄緑色と言う方がまだ馴染む。
若いドングリの色の名前を端的に表現している色名があるはずだ、何かの本で読んだことがあると思いながらも思い出せないでいた。
色の名前、色の名前、語彙が劣化しているから適切な比喩になる言葉も浮かんでこないのだ。


栗の木の下で、ヒメウラジャノメとヒメジャノメを撮る。
 

 *ヒメジャノメ