階段横の石垣に這うツタの若い葉の上で、赤と黒の縞模様の幼虫を見つける。
一週間ほど前から階段のタイルの上に小さな黒い丸薬のようなフンが落ちているのを、掃除の度に見ていた。何かの幼虫がいるなと思い、フンが落ちている上部のツタの葉裏をその都度探していたが見つけられずにいたのだ。
コヤツに至近距離までレンズを近づけると緑色の液体の粒を吐き出した。これまでいろんな幼虫を撮ってきたが、口から何かを吐き出したのは見たことがない。この緑色のものには捕食者が嫌う物質が含まれているのだろうか。
コヤツはこれまで何度かブログに載せたことがあるのに、その名前が思い出せないのだ。ファインダーを覗きながら記憶の深みを必死に掻き回していたが、思い出せないのだ。仕方なくPCに取り込んだ後ネットで検索する。トビイロトラガの幼虫だった。
これからの庭先やITOUさんの菜園で、セスジスズメやルリタテハ、アゲハの仲間、コスズメなどの幼虫が見られるはずだ、注意して覗いてみなくてはなるまい。
トビイロトラガの幼虫のすぐ近くでオンブバッタを見る。
秋日好天。